サーバー選びのポイント│東京のWeb制作会社のサーバー関連コラム

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WEBサイトリニューアル時におけるサーバー選びのポイント

WEBサイトリニューアル時におけるサーバー選びのポイント

2015/07/29
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こんにちはサーバーエンジニアの橋本です。

WEBサイトリニューアルの相談を受ける際、同時によくいただくお話として多いのが、サーバーも一緒に新しくしたいという相談です。
昨今はサーバー会社が星の数ほどあり、あまりサーバーのことに詳しくない人にはどのサーバー会社を選ぶべきか悩んでしまいます。また、どこも「大容量・高スペック・低価格」があたりまえになってきてしまっているため、素人目にはどのサービスが良いか選ぶのは困難です。かくいう私もサーバーの専門でありながらどこのサーバーが良いか悩んでしまうことが多々あります。
今回はWEBリニューアルと同時にサーバーを変える場合、どのようなポイントでサーバー会社を選べばよいか。そのポイントをいくつか紹介しようと思います。

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サーバーの種類

レンタルサーバーにはいろいろな種類がありますが、大きく分けて、共有ホスティング、VPS、専用サーバー、の3つに分けられます。
以前であれば、
サーバーのスペックを十分に利用でき、かつ自由度高く使いたい場合は専用サーバー、
低スペックで自由度はなくてよいので安く済ませたい場合は共有ホスティング、
低スペックでもよいが自由度高く使いたい場合はVPS、
というように、WEBサイトにかけられるコストとサーバーに乗せるシステムの要件である程度選択肢を絞ることができました。
しかし昨今技術の進化で、共有ホスティングであっても、「大容量、高スペック、低価格」、且つ自由度も高いのがあたりまえになり、上記の選定方法だけで選ぶのは難しくなっています。
それではなにを基準にサーバーの種類を選べばよいでしょうか。一つ追加するポイントとしては、サーバー管理をどこまで任せることができるかということです。
もともと共有ホスティングであればサーバー管理は全てお任せで、VPS、専用サーバーは自身で管理しなければいけないというのが一般的でした。しかし、昨今は専用サーバーでも全て管理をお任せできるプラン(フルマネージドプランというように言われています)が多く出てきています。ハード障害からちょっとしたトラブルシューティングまでサポート内容は会社によって異なります。サポートしてもらえる内容、電話のつながりやすさ、対応の早さ等を、口コミ・比較サイトを参考にしながら検討するのも良いと思います。

サーバーストレージについて

前述したとおり、昨今はどのサーバー会社も大容量のサーバーを提供するようになったため、あまり意識することがなくなったのがサーバーのストレージ(HDD等のデータを保存するもの)についてです。しかし、このストレージ、実は種類によって処理速度がぜんぜん違うのをご存知でしょうか。
一般にストレージの性能はディスクIO(ディスクへの読み(Input)書き(Output))の早さで決まります。このディスクIOの性能の違いは、システムが組み込まれていない静的なHTMLが多いWEBサイトでは全く気にならないですが、多くのディスクIOが発生する、SNSサイトやECサイトでは表示速度にかなり影響してきます。昨今は一度に通信できる回線容量が増えてきたため、以前は気にならなかったストレージの処理速度もそれなりに速いものが求められるようになってきたというのも背景にあります。

よくサーバー機能一覧に書かれているHDDの種類では、処理速度の順番は
HDD(SATA) < HDD(SAS) < SSD
であるといわれています、また、同じHDDでも回転数(~rpm)が多いものの方が処理速度が速いといわれています。
※あくまで一般的に言われていることなので、もちろん機種によって異なります

まだSSDは大容量ではないため、速度が速いからと言って必ずしも良いというわけではないですが、自身のサービスに必要なのは容量なのか、速度なのかを考え、決めるのも良いです。昨今はストレージの種類を表示しているサーバー会社も多くあるため、サーバー選びのポイントの一つとして参考にしてみてはいかがでしょうか。

serverhashimoto02.pngセキュリティ系オプションについて

最後に紹介するサーバー選びのポイントとしてはセキュリティを高めるためのオプションが付いているか、という点になります。
以前はセキュリティを高めるために追加するオプションはFirewall、SSLぐらいしかありませんでした。しかし、昨今は、不正侵入検知、WAF(Web Application Firewall)、マルウェア診断、ウィルスチェックなど多くのオプションサービスが存在します。
コーポレートのホームページ等、複雑なシステムを乗せていない場合には、そこまで多くの対策を打つ必要はないと思われがちですが、サーバーを乗っ取られることによって自社のサイトがウィルスをばら撒く温床となってしまったり、フィッシングサイトとして悪用されてしまう恐れがあるため、マルウェア対策等は入れておいたほうが良いです。また、個人情報はじめ多くの機密情報を扱うサイトにおいては、通常のFirewallだけでは十分な対策とはいえません。昨今はWEBシステムの脆弱性を付いて攻撃をしてくる、SQLインジェクション等の不正アクセスも増えているためWAFなどのサービスを追加するのも大事です。
どんなに堅牢なシステムを作ったとしても、100%穴がないシステムというものはありません。情報漏えいのリスクを少しでも減らすために、サーバー選びのポイントとして、セキュリティオプションの多様さで選ぶのも良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はサーバーを新しくしようと考えた時に、どのサーバー会社を選べばよいかポイントをいくつか紹介してきました。
昨今は稼動後でもスペックを自由に変えることができるクラウドサーバーも出てきたため、なかなかどれを選ぶのが良いか迷ってしまうと思います。大手のサーバー会社やネームバリューで選ぶのも一つですが、一度乗せ換えたら、しばらくの間は同じサーバーを使い続けることになるため、いろいろな観点で比較し、選んでみてはいかがでしょうか。

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